久しく思いっきり初心の気持ちになりました。高齢者が故にとても大切な気持ちと感じました。
その初心の気持ちとは、バイクの運転です。この歳になって、50数年振りに原付バイクを購入し運転することになりました。バイクの納車まで数日あったため、心地良い季節での快適な運転風景に想像を膨らませながらの初運転です。
しかし、現実は普段見ていて何も思わなかったバイクの運転が、これ程大変なものなのかと思い知らされました。先ず50数年前に必要としなかったヘルメットの着用で、首への負担と視界・自在性の低下を感じざるを得なかった。初めての感覚でスタートから緊張が高ぶり、平常心を失いそうになりました。
道路幅の中で、バイクはどの位置を走行するのが適当なのかさえも考えさせられた。横からの飛び出し、前の自動車の急ブレーキ、車線変更を伴う交差点の右折など、目的地を忘れる程の緊張感の連続であった。
やっと目的地に着いたと思いきや案の定最初の運転は、目的地から200メートルも手前に停止し、着いたと勘違いをしていた。
慣れにより、初心が打ち消されていく常道に負けることなく、適度な緊張感と安全運転に心掛け、バイクと一緒により充実した日常生活を求めて行きます。
以上