まだ10月というのに寒い一日となった23日午後から横浜・磯子の久良岐能舞台にて第24回東燃謡の会を開催した。
本会は、本社、川崎、清水の謡曲部OBが2005年、地理的中間の沼津御用邸で開催以来24回目となる。
今回の参加者は5名と観客1名であり開催できるギリギリの人数となった。皆、高齢と健康課題を抱えているので今後の継続が危ぶまれる。
謡会は素謡(すうたい)と言って能の登場人物の担当(シテ:主役、ワキ:ワキ役、地謡:バックコーラス)を決めて鼓、笛などの囃子や舞を伴わないで謡曲だけを謡うもの。
番組進行は先日10月21日ご逝去された謡仲間の吉岡一誠さんを追悼する曲を全員で謡ってから開始した。
全4曲(竹生島、三井寺、天鼓、安達原)を全員で出演することとなり、大変だったが充実感も味わう。
謡会終了後は上大岡駅近くの居酒屋で懇親会を持ち、来春も何とか開催できるよう願って散会した。
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